表彰・助成
鉄道施設の技術の発展に寄与した方、鉄道工事の安全推進に貢献された方など、協会賞として功績賞、保安賞、技術賞、施工技術賞、論文賞、著作賞の各賞を選考し、毎年通常総会・支部総会で表彰しています。
長年にわたり鉄道施設分野で功労のあった方は、国の叙勲候補者として推薦し、たくさんの方がその栄に浴してります。
また、人材育成のために各社が開催している技能競技会等の表彰費用の一部を助成しています。
表彰のなりたち
協会賞
昭和42年に論文賞を制定して、毎年、鉄道線路、鉄道土木、鉄道施設事務、構造物設計資料に掲載された論文等の中から選考することとした。
選考にあたっては、各部門毎の選考委員会に諮り、論文賞を贈呈することとした。
昭和44年からは協会賞と改めたが、昭和51年になり、新たに鉄道工事の保安に貢献した工事指揮者等を対象として保安賞を設置した。従来のものを論文賞とし、これに保安賞を加え協会賞と総称することとした。
昭和57年には、鉄道施設に関する技術の向上等に顕著な貢献をした方を対象として、技術賞を追加するとともに、平成2年からは功績賞を設けた。
これら協会賞は、協会の目的達成に著しい貢献をした方に対して表彰するもので、該当する各賞毎に次のとおり定めている。
- (1)功績賞
協会の普通会員で、鉄道施設の進歩・発展、協会の運営・改善等に顕著な貢献をした方に授与する。 - (2)技術賞
協会の普通会員で、鉄道施設に関する技術の向上、又は業務能率の増進等に顕著な貢献をした方に授与する。 - (3)論文賞
協会の普通会員で、協会が発行した会誌等に論文、報告等を発表し、その内容が優秀で業務の進歩、発展に貢献した方に授与する。 - (4)著作賞
協会の普通会員で原則として協会か発行した刊行物のうち、その内容が優秀で業務の進歩、発展に貢献した方に授与する。 - (5)保安賞
協会の普通会員又は特別会員に所属する方で協会が行う次の各号に掲げる講習をうけ、かつ有効な認定証保持者のうち、鉄道工事の安全等のため貢献し、成績優秀な方に授与する。各賞とも選考委員会を設けて慎重に選考を行っている。
叙勲等
昭和44年12月理事会で、鉄道施設関係の功績者、特に労務職で鉄道に貢献した人々の叙勲、表彰について、協会が推薦母体となって推薦すべきとの提案があった。
これを受け、昭和45年6月理事会において、協会として候補者を取りまとめて、運輸省に推薦していくことが決定された。
協会としては、長期にわたり軌道関係業に所属し、業務に従事した者の候補者を取りまとめて運輸省に推薦するというものであった。(この後、昭和59年9月に叙勲申請の対象範囲を拡大し、軌道関係以外も含めることとなって現在に至っている。)
昭和45年11月に第1回叙勲及び表彰選考委員会が開催された。
以後、鉄道施設関係の功績者、特に軌道関係業等の労務職など危険な職場で、多年鉄道の安全に貢献された方及び発明、考案、人命救助、事故災害防止復』日等により事業の発展に功績のあった方々を基本として、叙勲及び表彰選考委員会に諮って選考し、国(現在は国土交通省)に申請を行ってきている。