会報の発行(毎月1回)
鉄道施設の安全に寄与するために必要な専門知識、専門技術を内容とする月刊誌「施設協会誌」を毎月発行しています。最新情報をカラーグラビアで紹介するほか、企画部門、用地・協議部門、土木部門、線路部門、工事と安全部門に区分し、鉄道施設に関する技術開発、研究成果などを論文形式で掲載しています。
技術図書の出版
鉄道施設に係る専門知識、専門技術を内容とする図書を出版販売しています。
国の技術基準に解説を加えた「解説鉄道に関する技術基準(土木繼)第三版」、交通図書賞を受賞した「災害から守る・災害に学ぶ」、過去の鉄道事故事例と対策をまとめた「安全への道しるべ」、交通図書賞奨励賞を受賞した「鉄道土木構造物の維持管理」、「写真で見る線路管理の手引き一検査と対策-」、「分岐器の構造と保守・増補改訂」など、現在約40冊の図書を出版販売しています。
機関誌等の発行とその歴史
会員の所属する業種により機関誌等を発行してきました
鉄道線路
創立直後、機関誌発刊について決定され、昭和28年7月「協会ニュース」として創刊し、毎月1回発行することになった。当初の発行部数は3,500部であった。
その後、名称を「保線協会ニュース」、そして「保線ニュース」と改め、5巻6号(昭和32年6月)から「鉄道線路」と改められた。
鉄道土木
昭和34年1月に創刊された。創刊当初は、一般刊行物として発行し頒布した。その後、保線協会が施設系技術者全体の団体として協会に改組されたことを契機として、昭和37年12月から、「鉄道線路」のほか「鉄道土木」を機関誌として発行することとなった。
鉄道施設事務
昭和38年8月から施設事務関係者も加入することになったことにより、「鉄道施設事務」を機関誌として合わせて発行することとなった。
鉄道工事と安全
昭和42年8月より、工事指揮者等の安全教育を目的に、「鉄道工事と安全」を定期刊行物(タブロイド新聞版)として新たに発行した。
日本鉄道施設協会誌への統合
国鉄改革を契機として、上記①~④の機関誌等は昭和62年1月「日本鉄道施設協会誌」(以下「協会誌」という。)に統合されて現在に至っている。
上記「保線ニュース」の臨時増刊として「保線年間」を昭和30年2月より発行したか、その後、協会の改組に合わせ1963年号(昭和39年2月発行)から、「施設年報」と名称の変更を行い、国鉄改革時の1986年号(昭和62年2月発行)まで毎年発行した。
その内容は、国鉄、日本鉄道建設公団、民鉄、協会等の年間の実績その他を掲載したものである。また、「構造物設計資料」を昭和39年12月に創刊号として発行して以来、国鉄改革直前の昭和62年3月の最終号まで、国鉄構造物設計事務所監修のもとに、年4回合計89号を発行した。
英文版の会誌及び年報も、昭和59年まで発行した。
➀Permanent Way (英文版会誌):昭和33年発刊、年4回発行
②Railway Track and Structure ln Japan(英文版年報):昭和37年発刊、4年毎発行
【創立50周年特別記念号より】